読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

うさぎデザイナーの反省代行まんが

失敗の多いフリーランスデザイナーが描いています。うさぎが代わって反省してくれるので気が楽です。

トートバッグ件の感想/これからのデザイン

f:id:usadesigner:20150815231759j:plain

もう3年ほど使ってるコーヒーカップ。裏面についてた「お鼻と口」のプリント…ずっと気づいてなかったのに、なんだか妙なタイミングで気付いてしまいました。

 

過去2回にわたってデザイナーとしてちょこちょこ述べていた経緯があるので、今回の佐野研二郎さんのサントリートートバッグデザイン引き下げ→素材使用における著作権侵害というニュースを見ての感想を書こうと思います。

 

過去記事↓

 

usadesigner.hatenablog.com

 

usadesigner.hatenablog.com

 

複数の素材無断使用による著作権侵害、しかも、その素材そのものが持つ「感性」を表現方法そのままの粗末すぎるコピペ手法。

このことを軽くみるつもりは全然ないのですが、責任の所在なんてもうどうでもいいと思ってしまうほど、別の部分が気になっています。

この件の元凶かとも思います。

 

「スタッフさんに作成させたデザインを「佐野研二郎デザイン」として商品にし、企業の販促物として納品していた。」

その事に、いちデザイナーとして、かなりのいきどおりを感じてしまいました。

 

スタッフさんにコンセプトを伝え、作ってもらったデザインを採用し商品とするなら、事務所名で売れば良いじゃないですかぁぁぁぁぁ…

もとから佐野さんの名前で売るオファーだったとしても、あとからのオファーだったとしても、アレがアレだからアレでって感じで、どうしたってアレってなってしまいます。

 

デザイナーは経験を積んで実力をつけ、「クリエイティブの独自の才能」を磨かないと勝ちあがれない世界だと思っているので、スタッフさんが「自分以外の誰かの名前をつけられる」ことにクサったんだとしたらその気持ちはほんの少し分かるのです。


 

あと、デザイナーが表舞台にたつ(名前で売る)事や、アーティストのようになってしまうことも、疑問…というか、そういうのは「難しい」んじゃないかと、今回の件で感じてしまいました。

 

そういう人たちがいる事は、単純に夢も希望も与えてくれると思っていた分、寂しい気持ちです。

 

 

・・・

 

(余談)

話は逸脱しサノケンさんとはなんら関係ないのですが、

デザインの論理性に対して世間の目は無関心ということについても悶々と考えています。

 

「気分」も含めた、戦略的なコンセプトに基づいたデザインって、デザイナー的にはすごく「正解」な気がしていたのですが、もしかしたらそういうのは時代遅れなのかも…

トンマナも通りいっぺんで、「こう受け取ってくださいね」ってしたり顏が透けて見えてたりして…それって「失敗」?そもそも「間違い」?

 

実はもうデザインに戦略性はいらなかったりして…?

がちがちのコンセプトもいらなくて、

そこらへんはゆるっとで、ストリート感覚で直感と感性でいってまえ的な…

 

としたら、ちょっと怖いけど、楽しいような気もするです。

 

 

おわり